バチカン市国のあとは
ローマ市内を巡ります。
まずは、バスに乗って
「ヴィットリオ・エマヌエーレ２世記念堂」へ。
ヴィットリオ・エマヌエーレ２世は
フィレンツェのガッレリア（アーケード）にも名付けられている、
イタリアを統一した、イタリア王国の初代国王です。
「1848年革命」～第一次イタリア統一戦争
～クリミア戦争などを経て
1861年に即位。
その後、第三次イタリア独立戦争などを経て
ベネト（首都はベネツィア）を奪還、
1870年の普仏戦争をきっかけに、ローマを占領、
1871年に、首都を、フィレンツェからローマに移したそうです。
こちらの記念堂は、1911年に建設され
その際、国父の称号が追贈された、とのこと。
普仏戦争は、授業で聞いた記憶が、うっすらありますが
イタリア統一戦争や
ヴィットリオ・エマヌエーレ２世の名前は
記憶になく･･･
さて、今回の観光の目的は
この記念堂の展望台から、ローマの市街地を一望する、
というもの。
この建物が、とにかく大きい！
総面積は、17,000平方メートル
幅135ｍ、高さ70ｍ。
（･･･と言われても、よくわかりませんが）
正面の、緩やかな長～い階段を登ると
正面には、エヌマエーレ２世の騎馬像が
ドーンと設置されています。
展望台に登る人は、あまり多くは無かったものの
２台のエレベーターが、それほど広くなかったため
多少、列に並び
私達一行も、何回かに別れて、登ることに。
展望台は、そう広くはありませんが
記念堂の上部にある、
「クアドリガ」という、馬車に引かせた車に乗った、
勝利の女神ヴィクトリアの彫像２体を
間近で見ることができます。
そして
周囲には、この記念堂より高い建物がないため
360度、ローマの市街地が見渡せます。
なんと言っても
コロッセオと、フォロ・ロマーノが見える！
コロッセオは、今回
ライトアップされる夕方頃に、車窓から見るだけなので
自由行動の日に
自力で行こうと思っていたのですが
コロッセオよりも高い位置から眺めると
わくわく、どきどき、
やはり行かねば！と、気分が盛り上がってきました。
そして、フォロ・ロマーノ。
こちらも、今回行きたかった所の１つで
高い所から見ると
凱旋門や、神殿跡など
広場の一部が見渡せます。
ちょっと離れた所から見るだけでも
随分広そうだなぁ･･･
古代ローマ時代の遺跡を
この目で見る。
こちらも、わくわく、どきどきです。
展望台を、ぐるりと１周すると
眼下には、ヴェネツィア広場があります。
ここから真っ直ぐに延びる道は
最終的には
サンタ・マリア・デル・ポポロ教会につながるようですが
（上から眺めていても、遠すぎて見えませんが）
パリの凱旋門の上から見るシャンゼリゼ通りのように
とにかく、ひたすら真っ直ぐに伸びています。
道路脇には、４～５階建ての建物が立ち並び
屋根はレンガ色。
ところどころ、緑（樹木）のエリアも見え
天気が良いこともあって
非常に、清々しい、気持ちのより眺めです。
広場の反対側には
記念堂に隣接する、市庁舎があります。
ローマは、見どころが沢山あって
時間が足りないかもしれませんが
ローマ市街地を、上から眺めることができる上に
この展望台は、空いているので
結構、おすすめです。