ペトラへの道は遠し

ヨルダンに行くには

日本からの直行便はありません。(当時)

色々なルートがあるようですが

私が参加したツアーは

アブダビ(UAE)を経由するものでした。

またもや・・・

フライトは、日本時間の夕方。

航空会社は、エティハド航空。

エティハド航空

新幹線でも、飛行機でも

1人の場合は、基本的に、通路側を選ぶのですが

今回のフライトは、あまり混んでいないようで

3人席の真ん中が空いていました。

窓側には、外国人男性が。

見たところ、アラブ系の人ではなかったのですが

仕事で行く(帰る)のかなぁ。

イタリアに行く時も

隣の人は、外国の人でした。

1人で参加すると

同じく1人で乗る外国人と

並ぶ確率が高くなるのでしょうか。。

ま、英単語さえ聞き取れれば、何とかなるか。

離陸を待っていると

窓際の人が、「I’m George」と言って

握手を求めてきました。

(名前は、うろ覚えです)

意図がわからなかったのですが

私も、「I’m ○○」と名乗って、握手してみました。

すると、上を指して、何か言っています。

「あぁ、上の棚に入れた荷物から

何か取り出したいのね」と判明し

立ち上がって、通路に出ました。

真ん中の席が空いていたこともあり

特に、何か話しかけてくることもなく

席を立ちたい時や、戻ってきた時には

とても紳士的だったので、気楽に過ごすことができました。

こんなに快適なのは、初かも

離陸して1~2時間位すると、機内食が出ますが

何せ、イスラム圏へのフライトなので

「アルコールは出ないだろう」と思い

事前に、空港内の旅行会社のラウンジで

グラスワインを飲んでおきました!

(機内で、よく眠れるように)

ところが

機内食の段になって、飲み物を選ぼうとしたら

アルコールもある!

もちろん、イスラムの人達は飲まないようですが

外国人(日本人など)は、飲めるようなのです。

わ~い、ラッキー!

お酒好き、というよりは

機内で、よく眠れるように、ワインを飲む。

(飲めと言われれば、かなり飲めますが・・・)

Shutterbug75 / Pixabay

新幹線や、国内線の飛行機など、乗り物の中では

基本的に、すぐに眠れるのですが

長時間のフライトだと、腰が痛くなるので

ぐっすり眠れるように、あらゆる手段を尽くします。

耳栓、ネックピロー(腰にあてる)、

スリッパ、腰のサポーター、

腰に湿布を貼る、

むくみ防止(この場合、エコノミー症候群防止)用に

膝下のハイソックス的なもの(一般医療機器)・・・

機内食を食べながら、ワインやコーヒーを飲み

耳栓など、眠る準備を整え

機内も暗くなったところで、寝ます。

アブダビに着くまで、約12時間ほど、

途中、何度か起きましたが

腰痛は、ほぼ気にならず、よく眠れました。

めでたし、めでたし。

どんな人達かな

アブダビに着いたのは

現地時間1時頃。

ここで、乗り換えて

ヨルダンの首都、アンマンに行くのですが

フライトは、10時過ぎなので

一旦、UAEへ入国して

空港に隣接しているホテルで、休憩します。

夜中なので、空港内も、ホテルへの通路も

ほとんど人はいません。

入国審査待ちの時や、ホテルへ歩く道すがら、

ホテルのチェックイン待ちの間に

私のように、1人でツアーに参加している方と

お話ししてみました。

(1人参加の方は、6人程いらっしゃいました)

年が近い方もいて

年上の方で、気さくに話して下さる方々もいます。

添乗員さんは、お若いのに、経験が豊富で

気さくに、フレンドリーに話して下さいます。

ヨルダンでの行程は、自由行動タイムが無く

ず~っと一緒に行動することになるため

お話できそうな人がいるとわかり、一安心です。

旅行会社の人には

「いざという時は、添乗員さんを独り占めすればいいですよ」

と言われていましたが

よかった、よかった。

トランジットは長すぎるが・・・

お部屋は、ツインルームを1人で使うことになるので

広々としていて、のんびりできます。

スーツケースは、成田~アブダビ~アンマン

と、勝手に運んでくれるので

機内で必要なものと、アブダビで1泊する分だけ

手荷物として、持ってきていました。

まずは、シャワーを浴び

朝食まで、仮眠です。

機内で座っている時には、気になりませんでしたが

寝ようとすると、腰痛が・・・

ほっとしたら、疲れが出たのかもしれません。

眠れはしませんでしたが、

「まぁ、機内で、そこそこ寝たから、いいか」と思って

一応、何時間か、ゴロゴロしてから

身支度を整え、朝食を食べ、歯を磨いてから

皆さんと合流です。

お国柄や文化が、ここまで違うと

再度、空港に行き、ヨルダン行きの飛行機に乗ります。

フライト時間は、約4時間ほど。

時差があるので、現地到着時間は、12時過ぎです。

アンマンに入国する時は

現地で、ビザを取ります。

添乗員さんと、現地の係員さん(空港内でのあれこれを手配してくれる)が

全員のパスポートと、ビザ代を持って

手配してくれました。

アブダビへの入国の時もそうでしたが

アンマンの入国審査は、顔認証ゲートを通ります。

顔認証

添乗員さんから、アドバイスが・・・

「この辺りの国の人達は

目鼻立ちが、ぱっちりしているので

目が一重の人は、目を大きく開けてください。

そうしないと、認証してくれない場合があります」

・・・なんですと?!

添乗員さんは、何度も、通れなかったことがあるそうです・・・

案の定? 今回も認証されなかったようで

「通れなかった人は、私について来てください(笑)」と

言っていました。

私は、一重というほどではないにしろ

ぱっちりでもない・・・

一応、目を大きく開いてみたところ

無事に、通ることができました(笑)

ちなみに、空港などで働いている人は、公務員で

民族衣装を着ています。

空港の中も、外も

警備をしている兵隊さんが、たくさんいます。

銃も所持しています。

これらの方々を

勝手に、撮ってはいけません。

(民族的な理由と

警備上の理由から、とのことです)

不便かもしれないけど

ようやく、ヨルダンの首都、アンマンに到着しましたが

ここから、約3時間半

バスに乗って、ペトラへ向かいます。

到着は、夕方になるため

この日は、あとは、夕食を食べて、終わりです・・・

遠いなぁ。。

6日間のツアーですが

観光は、実質、2日半です。

あとは、ひたすら移動。

(時差の関係もありますけどね)

時期などによっては

トランジットが短かったり

先に、アンマンを観光して・・・というツアーもあると思いますが

直行便が無い国や

日本からの観光客が少ない国に行こうとする場合

移動に時間がかかるのは、仕方がないですねぇ。

その分、秘境感が増して

どきどき、わくわくは止まりません。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする